シニア猫の体重と筋肉の落ち方|背中・腰・後ろ足をさわって確かめる
この記事でわかること
- 体重が同じでも、筋肉が落ちていることがある理由
- 背中・肩・頭・腰の、さわって確かめる場所
- 記録のしかたと、相談したいとき
だっこしたときに、背中の骨がごつごつと手に当たるようになった。体重はあまり変わっていないのに、なんだか細くなった気がする。シニアの子と暮らしていると、そんな変化に気づくことがありますよね。
世界小動物獣医師会(WSAVA)の資料では、体重や体型とは別に、筋肉のつき方(マッスルコンディション)も見る ことがすすめられています。この記事では、おうちでさわって確かめる場所と、記録のしかたをまとめました。
体重が同じでも、筋肉が落ちていることがある
WSAVAの資料では、太りぎみの子でも、筋肉がかなり落ちていることがある(脂肪にかくれて気づきにくい)とされていて、体型(ボディコンディション)と筋肉のつき方(マッスルコンディション)を、毎回の診察で両方見るようにすすめられています。
さわって確かめる場所
WSAVAの資料では、筋肉のつき方は、背骨、肩甲骨(肩)、頭、骨盤のでっぱり(腰) を見て、さわって確かめる、とされています。そして、筋肉の落ち方は、ふつう背骨の両わきの筋肉からはじまる とされています。
- 背骨の両わき首のつけ根からしっぽのほうへ、背骨の左右を手のひらでなでます。背骨のごつごつが、前より目立っていないか
- 肩肩甲骨のまわりの、ふっくら感
- 頭こめかみのあたりが、へこんでいないか
- 腰骨盤のでっぱりのまわり。後ろ足のつけ根も
WSAVAの資料では、獣医さんは筋肉のつき方を「ふつう・軽い減少・中くらいの減少・強い減少」の4つに分けて見る、とされています。おうちでは点数をつけなくてだいじょうぶ。「前よりごつごつしている気がする」と気づくことが大切です。
体重もいっしょに記録する
体重は、体重チェックで、前回から何%変わったかを確かめられます。量り方は嫌がる猫の体重の量り方でまとめています。シニアの子のまいにちのチェックは、シニア猫のまいにちチェックリストもどうぞ。
様子を見てよいとき・相談したいとき
- 体重も、さわった感じも、前と同じ
- よく食べて、よく動いている
- 背中や腰が、前よりごつごつしてきた
- 体重が少しずつ減っている
- よく食べるのに、やせてきた
- ジャンプしない、段差をゆっくり上がる
- お水をたくさん飲む、おしっこが多い
PDSAの解説では、体重が減るのは、いろいろな病気のサインのことがあるとされています。コーネル大学の猫の健康センターの解説でも、シニアの子は、急でもゆっくりでも、ようすや体調の変化があれば、早めに動物病院へ、とされています。体重の減り方については猫の体重が少しずつ減ってきたときに見ておきたいことでもまとめています。
- 急にやせた、短いあいだに体重がはっきり減った
- まる1日ほとんど食べない
- ぐったりしている、立ち上がれない
- 後ろ足が急に動かなくなった、ふらつく
まとめ
シニアの子は、体重が変わらなくても、筋肉が少しずつ落ちていることがあります。背中の両わき・肩・頭・腰を、毎週同じようにやさしくさわって、体重といっしょに記録しておきましょう。「前よりごつごつしてきた」と感じたら、獣医さんに相談を。アプリのmofuwariなら、体重とメモを並べて何年分でも残せるので、ゆっくりした変化にも気づきやすくなりますよ。
この記事は、診断や治療のためのものではありません。いつもとちがう様子が続くとき、急に具合が悪くなったときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談してください。
参考にした情報
この記事といっしょに使えるねこツール
きょうのうちの子を、30秒で記録してみませんか?
まいにち記録をつける