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体重と体型

嫌がる猫の体重の量り方|だっこして差し引く方法とキャリーをつかう方法

この記事でわかること

  • 体重計にのらない子でもできる、3つの量り方
  • 数字をぶれにくくする「同じ条件」のそろえ方
  • 量り方もいっしょに記録しておくと、あとで比べやすいこと

体重計にそっとのせても、すぐにぴょんと降りてしまう。だっこしようとすると、するりと逃げていく。猫の体重を量るのって、けっこうむずかしいですよね。

体重計の上でじっとしていなくても、量る方法はいくつかあるよ。ぼくの性格に合わせて、むりのない方法を選んでね。

まずは道具を選ぶ

デジタルの体重計がおすすめ

ヒルズの解説でも、細かい数字まで読めるデジタルの体重計がすすめられています。猫にとっては100gの変化も大きいので、できれば 10g〜50g単位くらいで表示できるもの があると安心です。

人用のデジタル体重計だっこして差し引く方法に。100g単位のものが多いので、細かい変化は見えにくいことも
ベビースケール・ペット用スケール10g単位など細かく量れるものが多く、猫がのる台が広めで安定しています。コーネル大学の解説でも、おうちでの体重管理にベビースケールが紹介されています
キッチンスケール小さな子猫向け。大人の猫には台が小さすぎることが多いです

いつも同じ体重計で

体重計がちがうと、それだけで数十g〜100gくらいずれることがあります。

ポイント記録を比べるときのために、いつも同じ体重計で、平らでかたい床の上で量るようにしましょう。

量り方は3つ

① だっこして差し引く方法

いちばん手軽なのが、飼い主さんが猫をだっこして量る方法です。

1 ひとりでのる この数字を先に → 2 だっこしてのる → 3 だっこしたとき − ひとりのとき =猫の体重 差し引く
ひとり → だっこ → 差し引き、の順に。ひとりで量るのを先にします。
  1. ひとりでのる飼い主さんがひとりで体重計にのって、数字を見る
  2. だっこしてのる猫をだっこして、もう一度のる
  3. 差し引く「だっこしたときの数字 − ひとりのときの数字」が猫の体重
ポイントひとりで量るのを先にすること。猫をだっこしたあとだと、猫が待ちきれずに逃げてしまうことがあります。
むりは禁物ヒルズの解説でも、この方法は猫があばれず、猫も人もけがをしない場合だけにしましょう、とされています。だっこがにがてな子に、むりは禁物です。

また、人用の体重計は100g単位のものが多く、差し引くときに誤差が重なりやすいのが弱点です。何回か量って、近い数字が出るか確かめると安心です。

② キャリーごと量る方法

だっこが苦手な子には、キャリーをつかう方法がおすすめです。

キャリーごと 猫+キャリー+毛布 − 空のキャリー 毛布は入れたまま
中の毛布やタオルも、いっしょに量るのがポイントです。
  1. キャリーに入れる猫をキャリーに入れて、扉を閉める
  2. キャリーごと量るキャリーごと体重計にのせる(キャリーが床や壁にさわらないように)
  3. 空のキャリーを量る猫を出してから、空のキャリー(中の毛布も入れたまま)を量る
  4. 差し引く「キャリーごとの数字 − 空のキャリーの数字」が猫の体重
ポイント中の毛布やタオルもいっしょに量るのがポイントです。毛布を出し入れすると、その分ずれてしまいます。

キャリーが「病院に行くときだけの箱」になっていると、入ってくれないこともあります。アメリカの猫の獣医師会(AAFP)は、ふだんからキャリーを猫のいる場所に出しておき、なじみの毛布やおやつを入れて、少しずつ慣らしていくことをすすめています。体重を量るときにも、きっと役立ちますよ。

③ そのまま体重計にのってもらう方法

じっとしていられる子なら、ペット用スケールにそのままのってもらうのがいちばん正確です。

  • おやつで気をそらしている間に数字を読む
  • 体重計の上に、いつもの小さなマットやかごを置いて(その重さは差し引く)、「のりたくなる場所」にする
  • のってくれたらほめて、ごほうびをあげる

ヒルズの解説でも、子猫のうちから体重計に慣らしておくことや、ごほうびをつかうことがすすめられています。

3つの方法の比べ方

方法 向いている子 気をつけたいこと
だっこして差し引く だっこが平気な子 人用体重計は誤差が大きめ。むりにだっこしない
キャリーごと だっこが苦手な子 中の毛布もいっしょに量る
そのままのる じっとしていられる子 おやつの量は少しだけに

数字をぶれにくくするコツ

体重は、ごはん・お水・トイレのタイミングでも変わります。「いつ・どうやって量るか」をそろえると、流れがぐっと見やすくなります。

時間をそろえるたとえば朝ごはんの前
トイレのタイミングできればトイレのあと
量り方をそろえるだっこならいつもだっこ、キャリーならいつもキャリー
2回量る数字がばらついたら、もう一度。近い2回の平均をとっても

記録するときは

記録するときは体重といっしょに「どの方法で量ったか」をメモしておくと、あとで数字がとんだときに「今日はキャリーで量ったからかな」と原因を考えやすくなります。
日付 体重 量り方 体重計 メモ
11/1 4,120g だっこ差し引き 人用 ごはん前
11/8 4,090g キャリー 人用 毛布入りで差し引き
11/15 4,105g ペット用スケール ペット用 おやつ1つぶ

量れた数字は、前回とくらべて何%変わったかも見ておくと安心です。体重チェックに前回と今回の体重を入れると、増えた・減ったを%で確かめられます。体重の目安や、何%の変化が大きいかは、猫の体重はどれくらいが目安?で紹介しています。

毎日の記録は、ブラウザに30日分残せるまいにち記録でもつけられます。

どうしても量れないときは

どの方法でもむずかしいときは、むりをしなくて大丈夫です。動物病院では、受診のたびに体重を量ってもらえます。PDSAも、おうちで量ることに加えて、年に一度の健康診断でも体重を量ってもらえると紹介しています。

「最近ちょっと軽くなった気がする」「だっこしたときの感じがちがう」と思ったら、それもりっぱな記録だよ。気づいたことをメモして、獣医さんに相談してみてね。

まとめ

体重計にのってくれない子でも、だっこやキャリーをつかえば、おうちで体重を量ることができます。

いちばん大切なのは、正確さよりも「同じ条件で続けること」。うちの子が嫌がらない方法で、ゆっくり記録を重ねていきましょう。

この記事は、診断や治療のためのものではありません。いつもとちがう様子が続くとき、急に具合が悪くなったときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談してください。

参考にした情報

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