猫がごはんを食べないとき|様子を見てよいとき・受診したいとき
この記事でわかること
- 食べない時間とサインから考える、相談のタイミング
- 子猫・シニア・太りぎみの子は早めに相談したい理由
- 受診のときに伝えたいこと
いつもならお皿の前で待っているのに、今日はごはんに見向きもしない。そんな日は、心配でたまりませんよね。
猫が食べないのは、ちょっとした気分のこともあれば、体の不調のサインのこともあります。この記事では、どのくらいで相談したらよいか を、流れ図にまとめました。
この記事は、原因を判断するためのものではありません。迷ったときは、遠慮せずに獣医さんに電話で相談してくださいね。
- まったく食べないうえに、ぐったりしている
- 何度も吐く、下痢をしている
- 耳の内側・歯ぐき・白目が黄色っぽい
- トイレで力んでいるのに、おしっこが出ない・少ししか出ない
- 子猫が食べない
- 食べてはいけないものを口にしたかもしれない
どうして「待ちすぎない」が大切なの?
コーネル大学の猫の健康センターの解説では、おとなの猫は、24時間ほど食べないことが続くだけでも、深刻になることがある とされています。子猫はもっと短く、生後6週までの子猫では12時間 でも命にかかわることがある、とされています。
猫は、ほとんど食べない日が続くと、体の脂肪が肝臓にたまる「肝リピドーシス(脂肪肝)」という病気になることがあります。PDSAの解説でも、食べないでいると、この肝臓の病気になるおそれがある、とされています。イリノイ大学獣医学部のコラムでは、太りぎみの猫はなりやすいとされています。
様子を見てよいとき・相談したいとき
- 1食だけ少し残したが、次のごはんは食べた
- お水を飲んで、トイレもいつもどおり
- 元気に遊んで、甘えてくる
- おやつをたくさんもらった、暑い日だった など、理由の心当たりがある
- まる1日ほとんど食べない
- 食べたそうにお皿の前に来るが、食べずに離れる
- 片側でかむ、よだれ、口を気にする
- 体重が減ってきた
- かくれて出てこない
PDSAの解説では、食欲が落ちるといっしょに、黄だん(皮ふ・歯ぐき・目が黄色っぽい)、吐く・下痢、体重が減る、元気がない、といったようすが出ることがある、とされています。
おうちで見ておきたいこと
- ほかのサインを見る上の「すぐに動物病院へ」にあてはまらないか、まず確かめます
- 最後に食べた時間をメモ「きのうの夜は半分食べた」など、ざっくりでも
- 口のまわりを見るよだれ、口のにおい、かみ方。痛そうなら猫の歯みがきと口のチェックも参考に
- 変わったことがないか思い出すPDSAの解説では、急にフードを変えたり、お皿の場所を動かしたりすると、食べなくなることがある、とされています
- 無理に口に入れないコーネル大学の解説では、無理に食べさせようとすると、かえってごはんが苦手になることがある、とされています。食べさせ方は獣医さんの指示にしたがいましょう
受診のときに伝えたいこと
- 最後にしっかり食べた日時と、その後に食べた量
- お水を飲んでいるか、おしっこ・うんちが出ているか
- 吐いた・下痢をした回数
- 体重(量れたら)
- フードやお皿、生活の変化(引っ越し・来客・新しい猫など)
- 口にしたかもしれないもの
通院メモに質問に答えるかたちで書いていくと、伝えたいことが整理できます。写真や動画の残し方は動物病院に行く前にまとめておくことでもまとめています。
ふだんから記録しておくと
食べた量を毎日ざっくりでも記録しておくと、「いつもより少ない」がはっきりわかります。体重は体重チェックで、前回からどれくらい変わったかを確かめられます。シニアの子の食べ方の工夫は、シニア猫のごはんにまとめています。
まとめ
1食だけ残して、ほかはいつもどおりなら、記録しながら様子を見ることもできます。でも、まる1日ほとんど食べないとき、子猫やシニア・太りぎみの子が食べないとき、ぐったりしている・吐く・黄色っぽい・おしっこが出ないときは、待たずに動物病院へ。ふだんの「どれくらい食べたか」の記録が、早めに気づくための手がかりになりますよ。
この記事は、診断や治療のためのものではありません。いつもとちがう様子が続くとき、急に具合が悪くなったときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談してください。
参考にした情報
この記事といっしょに使えるねこツール
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