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気持ちと行動

猫のストレスのサイン|引っ越し・来客のときにできること

この記事でわかること

  • 猫のストレスのサインのチェックリスト
  • 引っ越し・お客さんが来るときにできること
  • 様子を見てよいとき・相談したいとき

引っ越しの段ボールがならんだ日。お客さんが来て、にぎやかな日。そんな日に、猫がベッドの下から出てこなくなった、ということはありませんか。

イギリスの猫の保護団体Cats Protectionの解説では、猫は習慣を大切にする動物 とされています。いつもとちがうことが起きると、ストレスを感じやすいのです。この記事では、ストレスのサインと、引っ越しやお客さんのときにできることをまとめました。

ストレスのサイン(3つのまとまり)ようす食べる・トイレ体と毛かくれるさわられるのをいやがる鳴く・うなるうろうろ食欲が変わるトイレ以外でおしっこ吐く・下痢なめすぎ毛並みがぼさぼさ耳をふせる瞳が大きい
Cats ProtectionとBatterseaの解説をもとに、このサイトで3つにまとめた図です。

ストレスのサイン

Cats ProtectionとロンドンのBatterseaの解説で挙げられているサインです。

  • いつもよりかくれる、人から離れている
  • さわられるのをいやがる、怒りっぽくなった
  • トイレや、ひざの上に来るのをためらう
  • 食べる・飲む量が減った、または増えた
  • 家具での爪とぎが増えた、よく鳴く、シャー・うなる
  • 体をかたくしてうずくまる、何度もつばを飲みこむ・鼻をなめる
  • 吐く、下痢をする
  • 落ち着かずにうろうろする、眠り方が変わった
  • 毛並みがぼさぼさ、または毛づくろいのしすぎではげている
  • トイレ以外でおしっこ・うんちをする、スプレーをする
  • 耳をふせる、瞳がとても大きい、床をじっと見つめる

耳やしっぽのサインは、しっぽ・耳でわかる猫の気持ちでイラストつきでまとめています。

様子を見てよいとき・相談したいとき

こんなときは様子見
  • 引っ越しやお客さんの日にかくれたが、次の日には出てきた
  • かくれていても、夜には食べて、トイレも使っている
  • 理由がはっきりしていて、それがおわると元にもどる
こんなときは相談を
  • サインが何日も続く、だんだん増える
  • 食べる量が減った、体重が減った
  • トイレ以外でおしっこをする、トイレに何度も行く
  • 吐く・下痢・毛がうすいなど、体のサインもある

Cats Protectionの解説では、ストレスのサインや行動の変化に気づいたら、まず動物病院で、体の病気がないかを確かめる ようにすすめられています。Batterseaの解説でも、体重が減る、膀胱炎のようなようすがあるときは、獣医さんに診てもらうように、とされています。

すぐに動物病院へ
  • トイレで何度も力んでいるのに、おしっこが出ない・少ししか出ない
  • ぐったりしている、まったく食べない
  • 何度も吐く
国際的な猫の団体International Cat Careの解説では、ストレスは、原因のはっきりしない膀胱炎に関わることがあるとされています。PDSAの解説では、おしっこが出せない状態は命にかかわるため、すぐに診てもらう必要があるとされています。とくに男の子は急ぎです。
いつもとちがうと、ちょっとこわくなっちゃう。かくれる場所があって、ごはんとトイレがいつもの場所にあると、だんだん落ち着くよ。

ふだんからできること

かくれ場所と高い場所しっかりした棚の上の段ボール箱など、静かで高い場所が理想的(Cats Protection)
大事なものは静かな場所にごはん・お水・トイレは、人の出入りが多い場所をさけて、それぞれ離して置く
いつもの流れごはんや遊びの時間をそろえる
はなれる自由だっこやなでるのは、猫がはなれたいときに、はなれられるように
引っ越しの流れ荷造り中猫のお部屋を1つ決める当日キャリーでお部屋へ新しい家まずひと部屋少しずつ広げる
Batterseaの解説をもとにまとめた図です。

引っ越しのとき

Batterseaの解説では、猫は慣れた場所にいると安心できるため、新しい家には、先にごはん・お水・トイレ・寝床などをそろえてから、少しずつ慣らす ようにすすめられています。とても大がかりな引っ越しのときは、そのあいだ知り合いの家や、信頼できるペットホテルに預けるのもひとつの方法、とされています。

  1. 荷造り中は、猫のお部屋を1つ決めるいつもの寝床・トイレ・ごはんを置いて、静かに過ごせるように
  2. 当日はキャリーで、そのお部屋に作業中に外へ出てしまわないように、ドアを閉めておきます(キャリーに慣らす方法はキャリーに慣れてもらうにはで)
  3. 新しい家では、まずひと部屋いつものものを先に置いたお部屋から、少しずつ広げます
  4. いつものにおいを持っていく洗わずに、いつもの毛布やベッドをそのまま

お客さんが来るとき

Batterseaの解説では、こわがりの子には、にげ道と高い場所を用意して、お客さんには猫を気にしないでもらい、猫のほうから近づくのを待つ ようにすすめられています。お客さんに、近くにおやつをそっと投げてもらう方法も紹介されています。

  • 猫がかくれられる、静かなお部屋をあけておく
  • お客さんには、追いかけたり、だっこしたりしないようお願いする
  • トイレとごはんの場所は、お客さんの通り道にしない
  • 帰ったあとに、ごはん・トイレ・ようすを確かめる

記録するときは

  • いつ、何があったか(引っ越し、来客、工事など)
  • サインが出た日と、なくなった日
  • ごはん・お水・トイレの回数([トイレ早見表](/tools/toilet-chart/))

原因とサインを並べて書いておくと、「お客さんの次の日はトイレが多い」のように、つながりが見えてきます。

まとめ

猫は、いつもとちがうことにストレスを感じやすい動物です。かくれる、食欲が変わる、トイレ以外でするなどのサインに気づいたら、まず体の病気がないかを獣医さんに確かめてもらいましょう。かくれ場所・高い場所・いつもの流れを用意して、引っ越しやお客さんのときは、猫のペースを大切に。おしっこが出ないときは、急いで動物病院へ行ってくださいね。

この記事は、診断や治療のためのものではありません。いつもとちがう様子が続くとき、急に具合が悪くなったときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談してください。

参考にした情報

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