お部屋のねこをふんわり撮るカメラ設定のコツ|スマホと一眼のF値・シャッタースピード・ISO
この記事でわかること
- お部屋の猫をふんわり撮るための、光と場所の選び方
- スマホで撮るときの、ピント・明るさ・連写のコツ
- 一眼・ミラーレスでの、F値・シャッタースピード・ISO・露出補正の考え方
ひなたでまるくなっている姿、こてんと寝ころんだおなか、じっとこちらを見つめる目。かわいい!と思ってカメラを向けたのに、撮ってみたら暗い、ブレている、色がどんより……。お部屋での猫の写真、むずかしいですよね。
お部屋は、外にくらべてずっと暗い場所です。だから、光を選ぶことと、カメラに「どのくらい光を取りこむか」を少しだけ教えてあげること が、ふんわりかわいく撮るためのコツになります。
この記事では、スマホと一眼・ミラーレスのそれぞれで、やさしく撮るための考え方をまとめました。
まずは光を選ぶ
カメラの設定よりも先に、いちばん効くのが 光 です。
窓辺のやわらかい光がいちばん
タムロンの解説では、お部屋で撮るときは光が足りなくなりやすいので、窓ぎわや白いかべ をつかって自然の光を取りこむことがすすめられています。ニコンの解説でも、自然光がたっぷり入る場所や大きな窓のそばを選ぶことが紹介されています。
光の向きで、写り方が変わる
| 光の向き | 写り方 | こんなときに |
|---|---|---|
| 順光(カメラ側から猫に光) | 色がはっきり、目に光が入る | 表情をくっきり撮りたい |
| 逆光(猫のうしろから光) | 毛のふちが光って、ふんわり | やわらかい雰囲気にしたい |
| 横からの光 | 立体感が出る | 横顔や毛並みを見せたい |
キヤノンの解説では、逆光は毛の質感がやわらかく出て、ふわふわした毛並みに向いているとされています。一方、順光は色がはっきり出て、目に光が映りこんで表情がいきいきする、とされています。
逆光で撮ると、顔が暗くなりやすいので、あとで紹介する 明るさ補正(露出補正) をプラスにしてあげましょう。Cats Protectionの解説でも、逆光だと猫が黒いシルエットのようになりやすいので気をつけて、とされています。
フラッシュはオフに
スマホで撮るときのコツ
目をタップしてピントを合わせる
Cats Protectionの解説では、スマホで撮るときは、撮る直前に画面の猫の目のあたりをタップ してピントを合わせることがすすめられています。目にピントが合うと、写真全体がぐっといきいきします。
明るさは「少しだけ明るめ」に
多くのスマホのカメラでは、ピントを合わせたあとに、明るさを調整できるようになっています(くわしい操作は機種ごとにちがうので、お使いのスマホの説明を見てくださいね)。
お部屋の猫は暗めに写りやすいので、少しだけ明るめ にすると、ふんわりした雰囲気になります。ただ、白い猫や明るい毛色の子は、明るくしすぎると毛並みが白くとんでしまうので、画面を見ながら少しずつ調整しましょう。
ズームより、近づくか、あとで切りとる
Cats Protectionの解説では、スマホではズームをつかわず、あとで切りとる(トリミングする)ことがすすめられています。ズームすると画質が落ちやすいからです。
連写とポートレートモード
- 連写:動く猫は、連写でたくさん撮って、あとでいちばんいい1枚を選ぶのがおすすめです。キヤノンやCats Protectionの解説でも、連写がすすめられています
- ポートレートモード・ペットモード:背景をぼかしてくれるモードがあれば、ためしてみましょう
一眼・ミラーレスで撮るときのコツ
一眼やミラーレスでは、明るさを決める3つの数字を自分で選べます。むずかしく感じるかもしれませんが、考え方はシンプルです。
3つの数字の役わり
| 設定 | 何を決める? | 数字を変えると |
|---|---|---|
| F値(絞り) | レンズから入る光の量と、ボケ | 小さいほど明るく、背景がボケる |
| シャッタースピード | 光を取りこむ時間 | 速いほどブレにくいが、暗くなる |
| ISO感度 | 光をどれだけ強くとらえるか | 上げるほど明るいが、ざらつきやすい |
F値(絞り):ふんわりは「小さめ」
お部屋で背景をふんわりぼかしたいときは、F値を小さめ にします。タムロンの解説では、背景をぼかしたいときや、お部屋のように光が少ないときは、F値を小さくして多くの光を取りこむことがすすめられています。
ただ、F値を小さくしすぎると、ピントの合う範囲がとてもせまくなります。顔全体をくっきり撮りたいときは、いちばん小さいF値より少しだけ大きく(少し絞る) するのも、タムロンの解説で紹介されている方法です。
撮影モードは、F値を自分で決めて、ほかはカメラにまかせられる 絞り優先モード(AやAv) がつかいやすいです。キヤノンの解説でも、絞り優先モードでF値をかえてボケぐあいを調整する方法が紹介されています。
シャッタースピード:動きに合わせて
猫はじっとしているようで、ちょっとずつ動いています。シャッタースピードが遅いと、ブレの原因になります。
タムロンの解説では、こんな目安が紹介されています。
| 猫のようす | シャッタースピードの目安 |
|---|---|
| お部屋でゆっくり動いている | 1/250〜1/500秒くらい |
| 動きまわっている | 1/1000秒くらい |
寝ているときなど、ほとんど動かないときは、もう少し遅くしても撮れることがあります。ソニーの撮影例にも、寝ている子などを1/60秒ほどで撮ったものがあります。手ブレ補正があればオンにしておきましょう。
ISO感度:暗いときは、がまんせず上げる
光が足りないときは、ISO感度を上げて明るさをおぎないます。タムロンの解説では、上げすぎるとざらつき(ノイズ)が増えるので必要以上には上げないこと、くもりの日やお部屋では高めになること、が紹介されています。Cats Protectionの解説でも、暗いところではフラッシュではなく、ISOを上げることがすすめられています。
露出補正(明るさ補正):プラスにするとふんわり
露出補正は、カメラが決めた明るさを「もう少し明るく」「もう少し暗く」と調整する機能です。
- ふんわり明るくしたいとき:プラス側に
- 逆光で顔が暗いとき:プラス側に。キヤノンやタムロンの解説でも、逆光で顔が暗くなったら、露出補正で明るくすることがすすめられています
- 白い猫・明るい毛色の子:明るくしすぎると毛並みがとびやすいので、控えめに
- 黒い猫・こい毛色の子:カメラが明るくしすぎて、毛が灰色っぽく写ることがあります。そのときはマイナス側に少し
ピントは目に
ソニーやニコン、Cats Protectionの解説でも、ピントは猫の目に 合わせるのが基本とされています。キヤノンの解説では、アップで撮るときは、カメラに近いほうの目に合わせることがすすめられています。瞳AFがあるカメラなら、まかせてしまうのも手です。
かわいく撮れるタイミング
- ごはんのあとや、起きたばかりのとき:Cats Protectionの解説では、ねむくてリラックスしているときがねらいめとされています
- おもちゃで目線をもらう:キヤノンの解説では、ふだんつかっていないおもちゃだと目線を引きつけやすく、撮影は短い時間で、とされています
- 猫の目の高さで:床にしゃがんだり、カメラを床において見上げるように撮ると、ニコンの解説のように、いつもとちがう雰囲気になります
無理に追いかけず、猫がいやがったらすぐにやめてあげましょう。
記録するときは
「この前きれいに撮れたのは、どんな設定だったかな?」と思っても、なかなか思い出せないものです。うまく撮れたときの設定をメモしておくと、うちのお部屋・うちの子に合った設定が、だんだんわかってきます。
| 項目 | 例 |
|---|---|
| 日付・時間 | 11/1 午前10時 |
| 場所・光 | リビングの窓辺、レースカーテンごし |
| 天気 | くもり |
| F値 | F2.0 |
| シャッタースピード | 1/250秒 |
| ISO | 1600 |
| 露出補正 | +0.7 |
| ようす | ひなたでうとうと |
| ひとこと | 逆光で毛がふんわり。もう少し明るくてもよかった |
お部屋の明るさや場面から設定の目安を知りたいときは、ねこ写真の設定ガイドをつかってみてください。体型の変化を残す写真の撮り方は、猫の体重はどれくらいが目安?でもふれています。
まとめ
お部屋のねこをふんわり撮るいちばんのコツは、やわらかい光をさがすことです。そのうえで、少しだけ明るめにして、ブレないシャッタースピードを選んであげれば、ぐっとかわいく残せます。うまく撮れた日の設定をメモしながら、うちの子だけのベストな1枚をさがしてみてくださいね。
この記事は、診断や治療のためのものではありません。いつもとちがう様子が続くとき、急に具合が悪くなったときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談してください。
参考にした情報
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