先住猫と新しい猫の会わせ方|少しずつ慣らす段階
この記事でわかること
- においの交換→扉ごし→同じ部屋の、慣らす段階
- 次に進むサインと、ひとつ前に戻るサイン
- けんかになったときの止め方と、相談したいとき
先住猫がいるおうちに、新しい猫を迎えるとき。「仲よくしてくれるかな」がいちばんの心配ですよね。
猫どうしの相性は、会わせ方で大きく変わるといわれます。ロンドンの保護施設Batterseaの解説では、段階によっては 数週間から数か月かかることもある とされていて、どの段階も猫のペースで進めるのが大切です。この記事では、アメリカの猫の獣医師団体(FelineVMA)のガイドとBatterseaの解説をもとに、慣らす段階をまとめました。
迎える前の準備
FelineVMAのガイドでは、新しい猫には、ごはん・お水・トイレ・爪とぎ・寝床がそろった 専用のお部屋 を用意して、先住猫とは別に過ごしてもらうところからはじめます。どちらの猫も健康か、新しい猫は感染症の検査を受けているかも、先に確かめておきましょう。
段階1:別々の部屋で、においの交換
新しい猫は、まず専用のお部屋で過ごします。FelineVMAのガイドでは、新しい猫が自信をもってお部屋を探検できるようになるまで、数日、子によってはもっとかかる、とされています。
- 寝床やおもちゃを取りかえるFelineVMAのガイドでは、毎日、それぞれの寝床やおもちゃを交換して、相手のにおいに反応しなくなるまで続けます。Batterseaでは、来てから2〜3日ほどたってからはじめるとされています
- 布でにおいを移すにおいの交換がうまくいったら、やわらかい布でそれぞれのほほやあごをなで、その布を相手のそばに置きます
- 扉をはさんで遊ぶFelineVMAのガイドでは、閉めた扉をはさんで、おもちゃで5〜20分ほど遊ぶ方法が紹介されています
- お部屋を交代で探検先住猫が別の部屋にいるあいだに、新しい猫が家の中を探検する時間を、少しずつ長くします
段階2:扉ごし・柵ごしで、姿を見る
Batterseaの解説では、どちらの猫も相手のにおいに落ち着いていられるようになったら、しっかり固定した少しだけあけた扉や、柵ごしに姿を見せます。おやつや遊びで気をそらしながら、短く、おだやかに終えるのがコツです。
段階3:見守りながら、同じ部屋で
姿を見ても落ち着いていられるようになったら、見守りながら同じ部屋で過ごす時間を作ります。FelineVMAのガイドでは、広い部屋で、短い時間からはじめて、数日かけて少しずつ長くしていく、とされています。新しい猫の専用のお部屋は、いつでも逃げこめるようにあけておきましょう。
進むサイン・戻るサイン
- 相手のにおいのついたものに、近づいたり、においをかいだりしても落ち着いている
- 扉ごしでも、ごはんを食べたり遊んだりできる
- 軽いシャーくらいで、すぐにおさまる
- うなる、シャーと言い続ける、うろうろする
- じっとにらむ、かくれて出てこない
- トイレ以外でおしっこやうんちをする
- 相手のトイレやごはんの場所をふさぐ
Batterseaの解説では、姿を見せたときに、どちらかがにらむ、うなる、かくれるといったようすがあれば、数日、においの交換に戻るように、とされています。会っているときの軽いシャーやねこパンチはよくあることですが、うなり声や攻撃が続くときは、いったんやめてひとつ前に戻ります。
記録するときは
- いまどの段階か、何日目か
- それぞれの猫の、ごはん・お水・トイレ
- 相手を見たときのようす(落ち着いていた・シャー・かくれた)
- 次に進んだ日、戻った日
多頭飼いになってからの体重やトイレの見分け方は、多頭飼いの健康管理のコツでまとめています。
まとめ
先住猫と新しい猫は、においの交換から、扉ごし、同じ部屋へと、段階をふんでゆっくり会わせましょう。こわがるサインが出たら、あせらずにひとつ前へ。トイレやごはんは数を多めにして、取りあいにならないようにすると安心です。時間がかかっても、それぞれのペースを大事にしてあげてくださいね。
この記事は、診断や治療のためのものではありません。いつもとちがう様子が続くとき、急に具合が悪くなったときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談してください。
参考にした情報
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