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子猫・迎える準備

先住猫と新しい猫の会わせ方|少しずつ慣らす段階

この記事でわかること

  • においの交換→扉ごし→同じ部屋の、慣らす段階
  • 次に進むサインと、ひとつ前に戻るサイン
  • けんかになったときの止め方と、相談したいとき

先住猫がいるおうちに、新しい猫を迎えるとき。「仲よくしてくれるかな」がいちばんの心配ですよね。

猫どうしの相性は、会わせ方で大きく変わるといわれます。ロンドンの保護施設Batterseaの解説では、段階によっては 数週間から数か月かかることもある とされていて、どの段階も猫のペースで進めるのが大切です。この記事では、アメリカの猫の獣医師団体(FelineVMA)のガイドとBatterseaの解説をもとに、慣らす段階をまとめました。

慣らす3つの段階1 においの交換2 扉ごし3 同じ部屋毛布やおもちゃを取りかえるすき間・柵ごしに、短い時間見守りながら少しずつ長くこわがるサインが出たら、ひとつ前へ
FelineVMAのガイドとBatterseaの解説をもとに、このサイトで3つにまとめた図です。

迎える前の準備

FelineVMAのガイドでは、新しい猫には、ごはん・お水・トイレ・爪とぎ・寝床がそろった 専用のお部屋 を用意して、先住猫とは別に過ごしてもらうところからはじめます。どちらの猫も健康か、新しい猫は感染症の検査を受けているかも、先に確かめておきましょう。

数は「猫の数+1」FelineVMAのガイドでは、トイレ・ごはんのお皿・お水のお皿・爪とぎ・寝床を、猫の数より1つずつ多く用意するように、とされています。取りあいにならないことが、仲よくなる近道です。トイレの数は[トイレの数チェック](/tools/litter-count/)で確かめられます。

段階1:別々の部屋で、においの交換

新しい猫は、まず専用のお部屋で過ごします。FelineVMAのガイドでは、新しい猫が自信をもってお部屋を探検できるようになるまで、数日、子によってはもっとかかる、とされています。

  1. 寝床やおもちゃを取りかえるFelineVMAのガイドでは、毎日、それぞれの寝床やおもちゃを交換して、相手のにおいに反応しなくなるまで続けます。Batterseaでは、来てから2〜3日ほどたってからはじめるとされています
  2. 布でにおいを移すにおいの交換がうまくいったら、やわらかい布でそれぞれのほほやあごをなで、その布を相手のそばに置きます
  3. 扉をはさんで遊ぶFelineVMAのガイドでは、閉めた扉をはさんで、おもちゃで5〜20分ほど遊ぶ方法が紹介されています
  4. お部屋を交代で探検先住猫が別の部屋にいるあいだに、新しい猫が家の中を探検する時間を、少しずつ長くします

段階2:扉ごし・柵ごしで、姿を見る

Batterseaの解説では、どちらの猫も相手のにおいに落ち着いていられるようになったら、しっかり固定した少しだけあけた扉や、柵ごしに姿を見せます。おやつや遊びで気をそらしながら、短く、おだやかに終えるのがコツです。

段階3:見守りながら、同じ部屋で

姿を見ても落ち着いていられるようになったら、見守りながら同じ部屋で過ごす時間を作ります。FelineVMAのガイドでは、広い部屋で、短い時間からはじめて、数日かけて少しずつ長くしていく、とされています。新しい猫の専用のお部屋は、いつでも逃げこめるようにあけておきましょう。

先にいるお兄ちゃんのにおい、最初はちょっとこわかったけど、毛布のにおいで少しずつなれてきたよ。あせらないでね。

進むサイン・戻るサイン

次に進んでよさそう
  • 相手のにおいのついたものに、近づいたり、においをかいだりしても落ち着いている
  • 扉ごしでも、ごはんを食べたり遊んだりできる
  • 軽いシャーくらいで、すぐにおさまる
ひとつ前に戻りたい
  • うなる、シャーと言い続ける、うろうろする
  • じっとにらむ、かくれて出てこない
  • トイレ以外でおしっこやうんちをする
  • 相手のトイレやごはんの場所をふさぐ

Batterseaの解説では、姿を見せたときに、どちらかがにらむ、うなる、かくれるといったようすがあれば、数日、においの交換に戻るように、とされています。会っているときの軽いシャーやねこパンチはよくあることですが、うなり声や攻撃が続くときは、いったんやめてひとつ前に戻ります。

けんかになったら段ボールなどで視線をさえぎる(手で引きはなさない)
Batterseaの解説をもとにした図です。リードやキャリーで押さえつけることも、すすめられていません。
けがをしたとき・けんかが続くときBatterseaの解説では、けんかを手で止めないように、とされています。かまれたり引っかかれたりして、猫にけががあるときは、動物病院に相談してください。ゆっくり会わせてもけんかが続くときは、獣医さんや、猫の行動の専門家に相談しましょう。トイレの失敗や食欲の変化が続くときも、ストレスや体の不調のことがあるので、早めに相談を。

記録するときは

  • いまどの段階か、何日目か
  • それぞれの猫の、ごはん・お水・トイレ
  • 相手を見たときのようす(落ち着いていた・シャー・かくれた)
  • 次に進んだ日、戻った日

多頭飼いになってからの体重やトイレの見分け方は、多頭飼いの健康管理のコツでまとめています。

まとめ

先住猫と新しい猫は、においの交換から、扉ごし、同じ部屋へと、段階をふんでゆっくり会わせましょう。こわがるサインが出たら、あせらずにひとつ前へ。トイレやごはんは数を多めにして、取りあいにならないようにすると安心です。時間がかかっても、それぞれのペースを大事にしてあげてくださいね。

この記事は、診断や治療のためのものではありません。いつもとちがう様子が続くとき、急に具合が悪くなったときは、早めにかかりつけの獣医さんに相談してください。

参考にした情報

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